第4回-与那国での仕事

さて、ここ数回は与那国島の紹介を中心としてきましたが、今回は与那国での私の仕事の一部について述べてみます。1回の与那国日記でお話しいたしましたとおり、毎月1回町立診療所にて耳鼻咽喉科診療を担当させていただいておりますが、この他にも与那国町教育委員会からのご依頼で、年に一回町立幼稚園・小中学校、また保育所の耳鼻咽喉科学童検診のお手伝いをさせていただいております。この検診は通常4月から5月におこなわれ、「与那国幼稚園」、「与那国小学校」、「与那国中学校」、「比川幼稚園」、「比川小学校」、「久部良幼稚園」、「久部良小学校」、「久部良中学校」、「祖納保育所」、「久部良保育所」すべての学童施設を2日間で回ります。本年度は、300名の学童の検診をいたしました。子供たちに多い耳鼻咽喉科疾患を診る専門医の常駐しない与那国にとっては大変貴重な検診で、単なる水泳授業の開始前にあたってのチェックのみならず、子供たちにも多い慢性的な経過をたどるアレルギー性鼻炎、滲出性中耳炎などの疾患を診断できるチャンスであります。この事業は、一時的に短期間途絶えたこともありましたが、20年近く前から続けられており、「与那国町、沖縄そして日本の将来を担ってもらう与那国学童の耳、鼻、のどを守るのは大人の責任!」とおっしゃっていた元県立八重山病院耳鼻咽喉科部長中村需先生のご提案とお声がけに、与那国町と教育委員会の皆さんが応えられ実現したと伺っております。今後も、この立派な精神とお考えを裏切ることが万が一にも無いよう一生懸命にお手伝いさせていただく所存であります。


耳鼻咽喉科学童検診の様子

[ ↑ページトップへ ]